結婚式の受付は誰に頼むのが正解?依頼相手の選び方と失礼のない頼み方マナー
結婚式の準備を進める中で、意外と悩むのが「受付を誰に依頼するか」という問題です。受付は新郎新婦に代わってゲストを一番最初に出迎える、いわば「式の顔」とも言える重要なポジション。
「親友に頼みたいけれど負担にならないかな?」「親戚にお願いしてもいいの?」と迷ってしまう方も多いはずです。
今回は、結婚式の受付にふさわしい相手の選び方から、依頼する際のマナー、当日の配慮まで、円滑に当日を迎えるための具体的なポイントを徹底解説します。
1. 受付は誰に頼むのが一般的?
一般的には、新郎側から2名、新婦側から2名の計4名に依頼するスタイルが最もポピュラーです。
信頼できる友人(最も多いケース)
大学時代の親友や、職場の同期など、気心が知れた友人に依頼するのが一般的です。
理由: ゲストの顔ぶれをある程度把握していることが多く、新郎新婦もリラックスして任せられるためです。
職場の後輩や同僚
職場関係のゲストが多い場合、マナーがしっかりしており、時間厳守が徹底されている職場の後輩などに依頼するケースも増えています。
兄弟・姉妹や親戚
「友人に負担をかけたくない」「ゲストが親族中心」という場合は、兄弟やいとこにお願いすることもあります。ただし、親族は親族紹介や写真撮影などで忙しい場合があるため、式場スタッフとスケジュールを確認しておく必要があります。
2. 受付を依頼する相手に求められる「3つの条件」
見た目や仲の良さだけでなく、適性も考慮して選ぶと当日のトラブルを防げます。
清潔感とマナーがある人
すべてのゲストと接するため、明るい挨拶ができ、言葉遣いが丁寧な人が望ましいです。
責任感が強く、時間を守れる人
受付担当者は、他のゲストよりも30分〜1時間ほど早く会場入りする必要があります。遅刻厳禁の役割であるため、信頼できる人を選びましょう。
数字や事務作業に抵抗がない人
ご祝儀という大金を預かり、芳名帳と照らし合わせる作業が発生します。慎重に確認作業ができるタイプが適任です。
3. 失礼のない依頼方法とタイミング
「当日いきなり」は絶対にNGです。丁寧な段取りでお願いしましょう。
依頼のタイミング(2〜3ヶ月前)
招待状を送る前に、まずは電話や直接会って打診するのがマナーです。承諾を得た上で、招待状に「受付をお願いします」という内容の「付箋(ふせん)」を同封します。
伝え方のポイント
「あなただから任せたい」という理由を添えると、相手も快く引き受けてくれやすくなります。「信頼している〇〇にお願いできれば安心なので」といった言葉を添えましょう。
4. 受付を依頼した人への「お礼」と配慮
役割をお願いする以上、しっかりとした謝礼と配慮が不可欠です。
お礼(御礼)の相場: 一般的に3,000円〜5,000円が相場です。ポチ袋に入れて、新郎新婦の両親から、受付開始前に「今日はよろしくお願いします」と挨拶を兼ねて渡してもらうのがスマートです。
事前の説明: 当日の集合時間、受付の流れ、何かあった時のスタッフの連絡先などをまとめた簡単なメモを事前に送っておくと、相手の不安を解消できます。
遠方ゲストへの配慮: 遠方から来る友人に、さらに早起きを強いて受付を頼むのは負担が大きいため、できるだけ近隣に住んでいる人に依頼するのが優しさです。
5. まとめ:感謝の気持ちを込めて依頼しよう
結婚式の受付は、ゲストの第一印象を決める大切な役割です。だからこそ、新郎新婦が心から信頼できる相手にお願いすることが、結婚式全体の成功に繋がります。
「忙しい中、自分のために役割を引き受けてくれる」という感謝の気持ちを忘れずに、丁寧なコミュニケーションを心がけてください。